先日、著者として何冊か本を書いておられる、ある外国人の方と会ってきました。

もともと話すことが好きな気質とされる国ご出身の方ですが、それはもう気持ちよさそうに、こよなく長時間お話をしてくださいました。仕事がら、単行本の著者となる方たちと、私はよく会います。

 

作家さんはもちろん、ほかの仕事も持ちながら何冊か著書を出しておられる方には、何か共通点があるだろうか。そんなことを考えることがあります。

 

一つ思うに、こちらがあるテーマを投げかけたとき、そのテーマについて「いつまでも話す」能力のある方たちが、それに該当すると思います。もちろん、内容が伴わなければいけませんが……。

 

本をつくるには、作家さんが原稿を書く場合のほかに、語りおろしを録音して編集者が活字にまとめるなど、さまざまな方法があります。

 

どんな方法をとるにせよ、あるテーマについて、面白く熱く長く語っていられる、こちらが追加の質問をはさむ余地がないほど無邪気に夢中になって話す、そういうテーマを持っている人は、著者になり得ると私は思います。

 

もしも、作家になりたいか副業で本を書きたいと思っておられる方がいたら、何かを相手に一人でブツブツとつぶやいてみてはいかがでしょう。ずっと話していられる方は、作家デビューできるかもしれません。そんなふうに思います。

 

あなたは、無邪気にずっと話していられる「テーマ」を、お持ちですか。

 

 

 

関連ページ

「自己紹介に代えて」
パブラボ編集部、伊藤宣晃のページです。
少年のまなざし
パブラボ編集部、伊藤宣晃のページです。
何を聞くか = 質問力のお話
パブラボ編集部、伊藤宣晃のページです。
「どう違う? 雑誌と単行本」
パブラボ編集部、伊藤宣晃のページです。
「現実になった! テレビ電話」
パブラボ編集部、伊藤宣晃のページです。
【やってみよう。新規開拓。】
パブラボ編集部、伊藤宣晃のページです。